各種御祈祷


人は人として生まれてからいろいろな儀式・人生儀礼があります。
又同じように家庭にも各種祭事があります。
主な祭事をまとめてみました。
なお神事によっては地域により祭典方法・呼び名等色々異なる場合があります。

安産  初宮詣(宮参り)   紐落し   賀の祝い   厄払い 

    病気平癒   交通安全   勝運祈願   邪気祓い 


出張祭

 地鎮祭・起工祭   屋札(竣工祭・家移り)   竈清め(忌明け清め)   水神祭 



神社での御祈祷




※神事での年齢は概ね「数え年」を使います。
  (数え年:生まれた年を1才とし、その後正月を経る度に1才を加える数え方です。)

◎安産祈願
妊婦が約5ヶ月目の頃、胎児の成長と妊婦の安全を願い、神前に「腹帯」を供えて安産を祈願します。
参拝の日は犬が安産・多産な事に因み「戌(いぬ)の日」を選んで行なわれることが多いのですが、もちろん他の日でもかまいません。

※腹帯をお持ちの方は、ご持参頂ければ神前にお供えして御祈願致します。

毎年7月14日夜から15日の早朝にかけて行われる古式祭(神水汲取神事)で、神官が大山山頂で行う神事の際に履いた「わらじの紐」を身につけると安産の御利益があるとの古くからの言い伝えに基づき、御祈祷で授与する「安産わらぢ守り」にこの「わらじの紐」を封じています。

※奥宮へは自然石で出来た長い石畳の参道が続きます。足下が悪いですので妊婦さんは麓の本社にお越し下さい。

◎これからの戌の日(令和6年)
 8月   2日(金) 14日(水) 26日(月)
 9月   7日(土) 19日(木)
10月   1日(火) 13日(日) 25日(金)

※10月は12日(土)から14日(月)にかけては奥宮正遷座祭のため、恐縮ですが御祈祷はできません。あしからずご了承ください。


◎初宮詣(宮参り)
出産より30日目頃に生まれて初めて神社に詣り、子供が無事に生まれたことを神前に報告し、今後の健やかな成長を願います。
お祖父様、お祖母様も出来るだけご一緒にお参りしてください。その場合お子様はお祖母様がお抱きいただきます。  


◎紐落し
子供が数え年で4歳になった頃神社にお参りして、今までの無事を感謝し、さらにこれからも健やかに成長することを祈願します。
紐落しの名はそれまで帯の代用としていた紐を取り去り、初めて帯を締めさせ、それまでの「神の子」から一人前の人間として認めるようになることからきています。
参詣の時期は七五三では11月15日とされていますが、それにこだわることなく神社の例祭等、随時御参拝ください。

 ※ 参考 七五三

一般には主に明治以降、東京を中心として関東で広まった、三歳男女、五歳男子、七歳女子の子供の成長祈願で、今では全国的に広がっていますが当地では紐落しが一般的です。


◎厄年(厄祓い)
厄年の考え方はいろいろあるようですが、元々は陰陽道の考え方で、一般的に男性は数え年の25歳、42歳、61歳。女性は19歳、33歳、37歳を災いの多い年回りとして考え、神社に詣でて祓いを受け災厄を逃れるという風習が続いてきました。
また厄年の前後3年間を前厄・本厄・後厄として嫌いました。
特に男性42歳、女性33歳大厄として一生の内でもっとも気を付けるべき厄年と考えました。
なお厄年は後述の賀の歳と同じく「ハレ」の歳廻りでもあり、心身を清浄に保って自らの務めを立派に果たす年回りになるという役割も持ちます。

令和6年 厄年表 (年齢は数え年)
 男性(数え年) 
 前厄  本厄  後厄 
24歳
(平成13年生)
25歳
(平成12年生)
26歳
(平成11年生)
41歳
(昭和59年生)
42歳
(昭和58年生)
43歳
(昭和57年生)
60歳
(昭和40年生)
61歳
(昭和39年生)
62歳
(昭和38年生)


 女性(数え年) 
 前厄  本厄  後厄 
18歳
(平成19年生)
19歳
(平成16年生)
20歳
(平成17年生)
32歳
(平成5年生)
33歳
(平成4年生)
34歳
(平成3年生)
36歳
昭和64/平成元年生
37歳
(昭和63年生)
38歳
(昭和62年生)
60歳
(昭和40年生)
61歳
(昭和39年生)
62歳
(昭和38年生)

○60歳以上の賀の年・厄祓(男女共・数え年)
還暦61歳(昭和39年生)
古希70歳(昭和30年生)
喜寿77歳(昭和23年生)
傘寿80歳(昭和20年生)
米寿88歳(昭和12年生)
卒寿90歳(昭和10年生)


◎賀の祝い(還暦・古希・喜寿・米寿・白寿等)
還暦61歳、古希70歳、喜寿77歳、米寿88歳、白寿99歳と人生・年を経て今までの無事息災を神前にて感謝し、さらに今後の長寿安泰を祈願するお祭です。
日取りは新年あるいは誕生日等適時です。


◎病気平癒
御祭~ 大己貴命(大国主命)様は因幡の白うさぎ、手間山の赤獅子岩神話等でも有名なとおり、医薬療法・再生の神様です。
御祈念の祭には、ご本人のお名前、住所、病名、入院・手術の場合は病院名・手術日等をお知らせ下さい。
(お参りは代理の方でかまいません)
「古式祭(神水汲取神事)」の際に採取して、御祓いを受けた御薬草を封じた、邪気・病魔に勝つ「病気平癒守護」を授与いたします。


◎交通安全
自動車の交通安全御祈祷はできるだけ車もお持ち下さい。
社頭で車の御祓いをいたします。
なお奥宮には車が入れませんので本社にお越しください。


◎勝運祈願
試合、受験、人生運等、ここぞという時に大神さまのお力をお借りして、勝運を引き寄せます。
御祈念の折には、御神徳をいただいた「勝守護」を授与いたします。


◎邪気祓
憑きもの、道祖神跡の工事、古木伐採等、禍事が起こらぬようお祓いを致します。


その他にも開運成就、家内安全、会社繁栄、家畜・動物安全、等各種御祈祷を受け付けております。
なお、他の御祈祷が重なったり出張祭等で留守にする場合がありますので、出来るだけ予約をしてください。






出 張 祭



◎地鎮祭・起工祭
土地造成や家の新築・増改築等の工事を始める前に、災いが起こらぬように土地を清め、合わせて工事の安全をお祈りするお祭です。
この場合出来るだけ施工業者の方にも参列していただいて下さい。
家が完成したら屋札(竣工祭)を行います。

 準備
@神饌物   米・酒・首尾のある魚・乾物・野菜・果物・塩・水
Aしめ縄   (新しい荒縄でも可)
B盛り砂   砂をバケツに2〜3杯
C葉付の笹竹  4本(祭場の四隅に立てる)
なおABCは施工業者が用意してくれる場合がありますので業者に御相談ください。

◎屋札(竣工祭・家移り)
新改築の場合、建物が完成して移り住む前に行います。
新しい家・建物を清め、家運隆盛・家人と子孫の繁栄安全を祈ります。
この後神棚仏壇等を移します。

 準備
神饌物   米、酒、首尾のある魚、乾物、野菜、果物、塩、水

また新築に限らず、既成の家を購入した場合でも、以後に災いがないように入居前にお清めをして下さい。

◎竈清め(かまぎよめ=忌明け清め)
家に死去された方があった場合、亡くなられてから30日目頃に行う忌火清め・家清めで、湯笹により家の内外を清めます。
四十九日はこの清めが終わった後に行います。なお納骨は竈清めまでに済ませておいて下さい。

竈清めがおわるまでは神社参拝はもちろん、神棚の祭りその他神事は一切慎みます。
竈清めが済むまでは神棚・床の間の前に白い紙(半紙・中折れ紙等)を張って封印します。
竈清めが済めば神社参拝、お祭等、普段通りの生活をしていただけます。
ただやむを得ない場合は早めにお清めを行うことも出来ます。

 準備
@神饌物  米、酒。塩少々
Aお湯   釜または大きめの鍋に沸かす。※台所のコンロの前で祈祷いたします。

※なおこの忌明けに関しては地域により異なります。

◎水神祭(井戸掘り・井戸埋め・池掘り・池埋め)
井戸や池を掘るとき工事の安全と、水の神への感謝を願い、 また井戸や池を埋めるとき、今までの水の恵みに感謝し、水神様に新しい真名井にお移りいただき、以後の災厄がおこらぬように お祈りするお祭です。
井戸埋め、池埋めの時には、忌砂で清め、気抜きの竹を埋めます。

 準備    神饌物  米、酒、塩少々

◎その他のまつり
地主神の移転、神棚の新設・更新、家の取り壊し、邪気祓い等いろいろなお祭があります。
今までの感謝を込めて、またこれからの安全を願ってお祭を致します。
お祭によって準備が違いますので御相談下さい。




大神山神社

本社
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